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3.11に思うこと
2026.03.11
※コーティングとは無関係のお話です。何日かしたらこの記事は削除しようと思っています。
2011年3月11日、午後2時46分に東日本大震災が起きました。
その日私は湘南店で作業をしており、預かっていたSUVがサスペンションの音をギシギシと鳴らしながら激しく揺れたことを覚えています。揺れが収まった後、安全を確認してから作業を続けましたが、まさかあのようなことが起こっていたとは、その時は思いもしませんでした。
しかし、ネットで徐々に様々な情報が明らかにされ、ただ事ではない深刻な事態が起きていることを少しずつ理解していきました。
そんな折、確か夕方頃だったかと思いますが、一本の電話がかかってきました。それは、コーティング施工の予約をしたいという依頼の電話でした。
大変申し訳ないのですが、その時感じた私の正直な気持ちは「こんな日本中が大変な時にコーティングの依頼なんて、あなたは何をしているんだ?」というものでした。けれどそれは、後になって間違った正義というか気持ちだったのかもしれないと思い知らされることになります。
震災の後、一時的にコーティングの依頼は減り、売り上げも減りました。そんな私たちの生活を支えてくださったのが、まさにあの時予約をしてくれたお客様だったのです。あの時のお客様のおかげで、私は今もこの仕事を続け、家族を養い、税金を納め、自分にできることをしているのだと思います。
私は石巻に住んでいたこともあり、震災が落ち着いてからボランティアに行ったこともあります。それはそれで自分にできることの一つだったと思います。でも、それ以上に大切なのは、被災地でない人々が、日常の生活をいつも通り過ごすこと。きちんと働き、経済を回し、税金を納めて復興に充ててもらうこと。震災の記憶を忘れず、いつ起きるともしれないその日のために備えておくこと。そんなことなのではないかなと思います。
被災地に住む友人に言われたことがあります。『こちらのことを忘れないで欲しい。でも必要以上に委縮したり自粛する必要はなく、いつも通りの生活をして欲しい。誕生日なら祝って欲しいし、お祝い事があったらその日を大事にして欲しい』と。実は3月11日は私にとって結婚記念日でもあるので、その言葉にとても救われた気がしました。
そう言えば、yahooで3.11と検索すると東北や能登の支援に10円が寄付されるそうですね。こんなことも、私たちにできる小さなことかもしれません。
私は、今日もご依頼いただいたお客様に感謝の気持ちを忘れず、一台一台丁寧に車を磨いていきたいと思います。
