スタッフによるコーティングのうんちく

リボルト川崎店の施工スタッフが下地処理(磨き)、コーティング、洗車など、
気になったことを気まぐれに綴っていきます。→ 永久保存版です(笑)

膜厚計&光沢計での計測

1992年式のジャガーXJSのご入庫です。
なんて美しいスタイルなんでしょう・・・ウットリしてしまいます。

車というのは、確かに生活必需品ではありますが、便利さだけを
追求してしまいますと、味気なくなってしまいます。
でも、こういうスタイルのお車に出会うと、子供の頃に憧れていた、
車への想いがヒシヒシと蘇ってきます。


ご入庫時の画像です。
パッと見は1992年式には見えないくらい程度は良いお車です。

ジャガー1

でも、ボンネットを近くから、よーく見てみると・・・・

塗装上には雨シミと小傷が多数ある状態でした。
また、雨シミと小傷以外に、塗装自体の経年劣化による酸化で、
ワインレッドカラーがくすんでいる色になっていました。

ジャガー2

まずは、施工前の上記ボンネット中央部の光沢度を測定。「87」でした。

この光沢度の数値というのは、絶対的なものではなく、色の種類などによって
反射が変わりますので、 相対的なものとして判断するべきだと思います。

ジャガー3

次はボンネットの下地処理後です。年式が古いオリジナルの塗装でしたので、
膜厚に注意しながら施工いたしました。

下記画像は、ボンネット下地処理・脱脂後の光沢度です。

「87」→「95」へアップです。もちろん目で見てもその輝きは
かなりの違いです。

ジャガー4

こちらは、トランク部分の施工前の光沢度です。
ボンネットと同じく施工前は「87」でした。

ジャガー5

下記画像はトランク部分の下地処理・脱脂後の光沢度測定です。

なんと、「87」→「101」に大幅アップです!!

古いお車なので、塗装の下地処理には非常に気を使いながら施工いたしました。

ボディの状態に応じて、ポリッシャーやコンパウンド、バフなどを数種類、使い分けることで、
ここまでのクオリティに仕上げることが出来ます。

ただ、磨きまくるだけでは、ダメなんですよ。

ジャガー6

下記は、膜厚計です。当ショップでは、塗装の膜厚を計測することで、
下地処理を効率よく、リスクを回避しながら行うことが出来ます。

車の塗装の膜厚というのは、パネル毎で違います。
また、事故などで修復していると、膜厚計を使うことで一発で
その部分を見つけることが出来ます。

コーティングの下地処理(磨き)技術というのは、何百台・何千台のお車の
施工経験によって、蓄積されていくものです。

でも、その知識・知恵というのは、人間が持つものですので、
絶対ではありません。ベテランの職人であっても、自分の技量を
過信してはいけません。トラブルの元です。

そういう意味で、ラディアス川崎店では、経験だけでなく、
計測器を使用することで、より高度な施工が出来るようにしております。

下記画像は、施工前のフェンダーパネルの塗装膜厚です。
「80.4μm」ありました。

ジャガー7

下記画像は、下地処理・脱脂後の塗装膜厚です。
「78.8μm」でした。

下地処理によって、「1.6μm」塗装を磨いたことになります。

特に今回のような古いお車の塗装では、いろいろな部分で補修・修理が
行われている可能性がありますので、パネル毎にしっかりと膜厚を
計測することで、トラブルを未然に防ぐことが出来、ハイクオリティな
ボディに仕上げる事が出来ます。

今までの経験による勘だけではなく、塗装の膜厚をしっかりと測定する事で、
両者が融合され、より高度な下地処理を行うことが出来るようになりました。

ジャガー8

ここからは、下地処理・コーティング完了後のお車です。

ご入庫時に比べて、明らかにボディの艶と輝きが変わりました。

大人の雰囲気満載のジャガーに大変身です。素敵に仕上がりましたね。

ジャガー9

ジャガー10

ジャガー11

ジャガー12

お引渡し時には、お客様には大変喜んで頂く事が出来ました。
早速、ドライブに行かれたようです。お客様に喜んで頂く事が
この仕事の醍醐味でもあります。

今後は、洗車の基本を守って頂ければ、長期間にわたり、
この艶と輝きが 維持できると思います。

この度は、ご用命ありがとうございました。